開脚のすゝめ

やる気スイッチを入れるには!

初めて保育園に子どもを預けるお母さんへ 【子どもの発熱】

開脚のすゝめ   小嶋冴子です。

 

*今回は 現役保育士として

 

初めて
仕事に復帰したり
新しく仕事を始めることになって
保育園に子どもを預けられるようになったお母さんへ


保育園でお子さんを生活させることで、色々知っておくと良いだろうと思う色々を記していきます。

 

 

【子どもの発熱】

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やっと保育園が決まって仕事が始められる〜!
と、希望に満ちているお母さん


そんなお母さんたちが安心して働けるように
精一杯 支えるのがわたしたち保育士の役目です。


しかし


初めて預ける1年目
【子どもの発熱】
という試練を避けて通れるお子さんは
そんなに多くないことを心に留めておいて下さい。


保育士として仕事をしていて
だいたい、入園1年目のお子さんは
頻繁に発熱でのお呼び出しをせざるを得ない実状があります。


わたしが勤めている保育園は0・1・2歳児の園です。


0歳児クラスでは、本当に良く発熱で職場に電話をすることがあります。
毎日のように電話をかけてしまって、こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいになることもあります。
わたしも、保育士ではありますが母親でもあり、もちろん仕事もしているので、色々な思いが渦巻きます。

 


しかし
保育園側も、お子さんのことを思って
そして、お母さんのためにもお電話をしています。

 


保育園では
健康なお子さんをお預かりすることが前提です。


急にとっても高い熱が出たり


何となく微熱だけど
園の基準の熱よりも高くなる
そんなことが続いたり…


熱があるということは
何かしらの理由で
お子さんの体調は万全ではないのです。

 

 


わたしたち大人でさえ、会社なり学校なりの集団の中での生活は疲れますよね?
体力的にも未熟な子どもは、なおさら疲れます。
毎日保育園で生活をしなければならなくて、子どもたちに負担がかかっているのは事実です。


そんな、体力が低下している時に、無理は避けることをおすすめします。


《1つ目の理由》
保育園は集団生活です。
通年を通して誰かしらに咳や鼻水の症状が見られます。
特に0歳児に近ければ近いほど
おもちゃでもなんでも口に入れて
いたる所によだれがついています。


どんなに消毒液で掃除をしても
イタチごっこ状態です。


なので、病原菌やウイルスに感染しやすいのです。
これは、わたしたち保育士でさえ感染することがありますし
新卒の1年目の保育士は洗礼を受けたかのように体調を崩します。


体力が低下していると、病原菌やウイルスに感染しやすくなります。
無理をして登園し、感染することで
結果 子どもが症状をこじらせて
仕事を長期に渡って休まざるを得なくなるお母さんを何人も見てきました。


http://dual.nikkei.co.jp/article/049/56/?ST=mobile

0歳では平均2.52日休園。3歳になると休園日数が減っていく

 

 

《2つ目の理由》
発熱の連絡を受けて家に連れて帰ると
熱が下がって、いつも通り元気。
次の日の朝も平熱。
でも、また発熱の連絡が入る…。


こんなことが続いてしまうお子さんもたくさんいます。
これは はっきり言って、お母さんも保育士も困ります。
連日のように電話を入れなければならない保育士のストレスも、かなりのものです。


しかし
大人でさえ、新しい職場で新しい仕事を覚え、人間関係を築くために気を遣い…
想像しただけで疲れてしまう、新しい環境に
何もわからず、理由もわからない子どもが
ストレスなく過ごせるはずがないと思うのです。


大好きなお母さんがどこかに行ってしまって
知らない人がたくさんいて
みんなで行動させられて
子どもは不安がいっぱいです。


特に1・2歳児は、理由は分からないけれど、お母さんがいないという状況は分かるので、大泣きする子がたくさんいます。


・精神的に不安定になること
・泣いて疲れること


主にはそんな理由で発熱している様子が見て取れます。
夕方になると決まって発熱する子もいるくらいです。まるでお家に帰りたがっての自家中毒かと思うほどです。
でも、それくらい、小さいからだで頑張っているんです。


そこから、本当に体調を崩していく子もいます。
そうして、やっぱり、お母さんが仕事を長く休まざるを得ないことになったりします。


子供が疲れて熱が出る原因とは?主な2つの可能性! | 健康の気になるあれこれ

 

 

もちろんお父さんとも良く話し合って、夫婦で協力していきたいところです。

そして
こういう事実・実態を知っておくことで
こういうことも踏まえて、職場と相談をして
・休みが続いてしまうこともあるかもしれない
・早退が続いてしまうこともあるかもしれない
仕事をする態勢を整えておくことをおすすめします。

 

 


多くのお母さんが抱えるジレンマだと思います。
今の日本は、小さい子のいるお母さんが働きやすい環境ではないと思います。
けれど、仕事が始まる前に職場と相談し、そういうことを毅然とした態度で整えることも大切です。言わなければ伝わりません。
それは、お母さんの頑張りどころ!


「体調が悪そうだな」と思ったら、大事を取ってお母さんも子どももお家でゆっくりで出来る余裕があるといいですね(*^_^*)
そういう子は、すぐ元気になって登園してきています。
そして2年目になると、去年は何だったの?と思うくらい、体調を崩さずに登園出来るようになりますよ!
大変なのは、1年目だけ!


いろんなことが本当に大変だと思いますが、色々と腹をくくって頑張りましょう!

 

2018年 25~44歳の子育てと仕事の両立 | 調査研究・レポート | 明治安田生活福祉研究所

 

そういう覚悟を決めたお母さんを
保育士は全力でサポートしたいと思います。

 


頑張れ!働くお母さん!!