開脚のすゝめ

やる気スイッチを入れるには!

生活習慣は大切です。

開脚のすゝめ   小嶋 冴子です。

 

今回は保育士として。

 

 


先日、お迎えに来たママと話をしていて


「夜、子どもが寝るのが遅くなってるんです。
どうしたら早く寝ますかね〜?」

 


この時は、
「園でのお昼寝は 抱っこで眠っていますよ。
割とすぐ寝入るから、試してみて下さい。」
と、お答えしました。

 

 


次の日。


「抱っこで寝かしつけようとしたけど、遊びたくて抱っこを嫌がって…。」
「結局遊んで、最後は半ば無理やり抱っこで泣きながら寝ました。」

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このやり取りを考えていたら


保育園では、かなり徹底的に
『生活の流れを作る』
『生活習慣を確立させる』
ということをやっているな。と思いました。


特に1学期は、
色々なことが『習慣』になるように
すごく意識しています。

 


大人は
どのくらいの時間に
どのくらいのことをやって
次は何をするか


見通しを立てて生活していますよね?

 

子どもも同じです。

 


例えばわたしのクラス(0歳児)の
朝の会までの流れです。
↓↓↓
①おもちゃをお片づけする
…片付けを始める前に『お片づけ』の歌を歌う。
②手洗いをする
…『手洗いの歌』を歌うと、みんなが水道に向かって行く
③何かしらのピアノが聞こえると、ピアノの前に集まって座る
…これは、先生たちも。そうして集まったら、手遊びなり絵本なりを楽しみます。
④『朝の会』でご挨拶
…みんなで挨拶をして、【1日が始まるぞ!】のスイッチが入ります。
⑤朝のおやつを食べに、移動…


としています。


この流れを大体6月くらいから作り始めて、
8月くらいには、月齢の高い子・理解の早い子は、言われる前に自分で行動し始めます。


1歳の子どもたちが。です。


他にも


個人の生活リズムには合わせますが
なるべく
ご飯は毎日同じ時間に食べられるように
お昼寝も毎日同じ時間に眠れるように


当たり前じゃないの?保育園なんだし。


と思われるかも知れませんが
うちの保育園では、
なるべく1人ひとりのリズムや、ペースや、欲求、気持ちを汲み取ることを大切に考えています。


なので、全体の流れではない生活リズムの子も、何人かいるのです。
特に0歳児は
4月生まれの1歳の子と
3月生まれの0歳の子では
全く、成長と時間のリズムが異なります。
なので、特に1人ひとりなのです。


1人ひとりを大切にするけれど
大まかに全体の生活の流れは習慣にする。


これを1年かけてやると
3月生まれの子たちも
年度末の3月には、ちゃんと全体の流れに乗って
生活してくれるようになります。


4月生まれの子たちは
どんどん次の事を、自分たちでやってくれるようになります。


0歳児クラスでも。です。
わずか1歳の子たちが
きちんと生活に見通しを立てて
自律してくれるのです。


そうして、すんなりやる事をやるし
やって欲しいことをしてくれるようになります。

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なので、おうちでも
生活の流れを
きちんと習慣にすることは大切です。


手洗い・入浴・片付け・歯磨き
そういう生活習慣は基本で大事ですが、

 

【生活の流れとしての生活習慣を整える】


これが何よりも大切だと思います。

 


0歳児にあたる子たちは
『赤ちゃん』という意識が強いと思います。
ちっちゃいし、かわいいし♡
いつまでも『赤ちゃん』で可愛がっていたいですよね(*´꒳`*)


けれど


そんな『赤ちゃん』たちにも
しっかり生きるチカラが備わっているし
大人と同じように生活していけるチカラがあります。


「大人たちは『赤ちゃん』のチカラを見くびっているな!」


と、よく思います( ´_ゝ`)

 

 

 

 


おうちでも、毎日同じ時間帯に同じことをする
生活の流れを作って、子どもの生活リズムを整えてあげて下さい。


そうすることで、大人も子どもも、
とても生活しやすくなると思います。

 

 


そして


【次の行動に移る前に、前もって声をかける】


これをするだけでも、次の事をすんなりしてくれるようになりますよ(*^^*)
特に小さい子は『歌』が良く入ります。
お母さんの歌声はとても心地よいはず。

 

 

《話し声・笑い声・歌い声》がある家庭には
非行がない
↑わたしが卒業した学校の学園長先生の言葉です。


歌や声かけを上手に使って
大人も子どもも過ごしやすい生活を整えて下さいね!